こんにちわ!皆さんいかがでお過ごしでしょうか
今回ロタウイルスワクチンが定期接種化となり、接種費用が無料になります。
内容をまとめましたので、確認してみましょう
いつから始まる?
定期接種化になるのは令和2年10月1日からです。
それまでは任意接種となります。(各自自己負担があります。)
お住まいの市町村によっては一部、もしくは全額助成してくれるところがあります。
一度、役所に確認してみるといいです。
もしくはこちらを確認してみてください。
「NPO法人VPDを知って、子どもを守ろうの会」小児ワクチンの全国助成情報https://www.know-vpd.jp/d_josei_list.php#hokkaido
対象者は?
対象となるのは令和2年8月1日以降に生まれた0歳児が対象になります。
それまでに生まれた方については定期接種の対象になりませんので、国の助成を受けることができません。
ワクチン接種のスケジュールは?
「NPO法人VPDを知って、子どもを守ろうの会」から、ワクチンスケジュールについてまとめられているので紹介します。
ロタウイルスワクチン以外にもたくさんの定期接種ワクチンがあるので確認してください。
ロタウイルスワクチンの種類
国内には2種類のロタウイルスワクチンが存在しています。
ロタリックス
- 2回接種(経口接種)、1回接種量1.5ml
- ヒト由来のG1P[8]型ロタウイルスを使用してワクチンを作っています
- G1P[8]型の交叉耐性により5種類のロタウイルスに抵抗力が付きます。
- 重症小児ロタウイルス胃腸炎の98%は、上記5種類のウイルスが原因で発症します。
ロタテック
- 3回接種(経口接種)、1回接種量2.0ml
- ウシ由来のG1,G2,G3,G4およびP1A[8]型の5つの血清型を含みます。
- ウシ由来とは、牛が罹るロタウイルスを使い、ワクチンを作っているという意味です。もちろん、ヒトが罹るロタウイルスに対しても有効です。
ロタウイルスワクチンの効果
ロタウイルスワクチンには以下の効果があります。
ロタウイルスによる胃腸炎の予防。
小児科の医療機関では以下の通り説明されています。
ロタウイルス胃腸炎は「白色便性下痢症」と呼ばれ、赤ちゃんの嘔吐下痢症(ウイルス性胃腸炎)の代表格でした。発症すると胃腸炎をおこし激しい嘔吐と下痢を繰り返します。ご家族にも感染することが多い病気です。
ロタウイルスに感染すると、通常は下痢や嘔吐を認めます。重症化すると脱水症状などで入院治療が必要になることもあります。
今までは有効な予防策はありませんでしたが、ロタウイルスワクチンの接種(内服)により、感染を予防、または、罹っても症状を軽症化できるようになりました。今のところ対症療法が唯一の治療法で抗ウイルス薬はありません。
小泉重田小児科トップ>予防接種>ワクチン一覧>ロタウイルスワクチン
https://www.koizumi-shigeta.or.jp/yobou3-18-rota.html
ロタウイルスによる神経系の合併症の予防。
小児科の医療機関では以下の通り説明されています。
ロタウイルスは神経系の合併症である脳炎・脳症を引き起こすことがあります。胃腸炎に罹っても点滴や入院加療で多くは後遺症を残さずに治癒します。
しかし、脳炎・脳症に罹患すると神経系の後遺症を残すことが稀にあります。もちろん、ロタウイルスワクチンの効能には神経系合併症の予防については記載されませんが、ロタウイルスに感染しなければ神経系合併症には至らないわけですから、是非、ロタウイルスワクチンを接種することをお勧めします。
小泉重田小児科トップ>予防接種>ワクチン一覧>ロタウイルスワクチン
https://www.koizumi-shigeta.or.jp/yobou3-18-rota.html
まとめ
今回はロタウイルスの定期接種化についてまとめました。
ロタウイルスワクチンは任意接種の場合だと数万円ほどかかることもあるので、今回の定期接種化は非常にありがたいです。
令和2年8月1日以降に生まれた0歳児が令和2年10月1日からとなります。
ご注意くださいね。