
病院に受診して処方箋もらったけど薬に変えるの忘れてた!
どうしたらいいんだろう。。。
病院からもらった処方箋を薬にしようと思ったけど、忙しくて(もしくは忘れてて)薬に変えられず、時間が経過してしまった。
そんなことはありませんか?
現役医療事務である僕が解説します。
Kota
33歳の医療コンサルタント。とんねるめがほん運営。
9年間医療事務として外来・入院を担当。
毎月約9億円を請求していました。
現在は“医業経営コンサルタント”として活躍中。
投資もそこそこに継続中。米国株を主軸としてETFや不動産も少々投資しています。
趣味は読書・ギター・ドライブ・ダーツ。DJもたまにやります。
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有効期限はいつまで?
処方箋の有効期限は療養担当規則によって以下のように定められています。
第二十条 医師である保険医の診療の具体的方針は、前十二条の規定によるほか、次に掲げるところによるものとする。
三 処方せんの交付
保険医療機関及び保険医療養担当規則 (昭和三十二年四月三十日厚生省令第十五号)
イ 処方せんの使用期間は、交付の日を含めて四日以内とする。ただし、長期の旅行等特殊の事情があると認められる場合は、この限りでない。
http://www.itcrengo.com/kitei/13-1tantokisoku.pdf
つまりは処方箋の有効期限は発行日を含めて 4日間と決められています。
土日祝日なども関係ありません。
例えば1月1日に発行された処方箋は1月4日までに薬に変えなければいけません。
特に土日祝日は平日に比べてやっている薬局は数が少ないので、木曜日金曜日に発行された処方箋は早めに薬に変えましょう。
有効期限はどうして「4日間」なの?

処方箋の有効期限が4日間なのはしっかりとした理由があります。
受診した時の病状は時間を経ると変わります。
時間が経過すればするほど「より強い薬に変える必要がある」など必要な治療が変わってくる可能性が高くなるからです。
処方箋は病院の近くの薬局じゃないといけないの?
処方箋は病院の近くにある薬局でしか薬に変えられない。
そんなことはありません。
病院の近くだと多くの患者さんはその薬局に行くので、時間帯によっては混み合う可能性があります。
もしあなたの家の近くにツルハドラッグなどの「院外処方箋」を受け入れてくれる保険薬局があれば、薬に変えることができます。
もし処方箋の有効期限が過ぎてしまったら?

基本的に処方箋の再交付は健康保険が適用にならずに10割での支払いになります。
健康保険を使った場合に比べて高額になりますので注意してください。
具体的には診療のベースとなる「外来診療料」と「処方箋料」で合わせておおよそ1,500円程度です。
しかし、ここで一つポイントがあります。処方箋の「有効期限」の箇所に記載がない場合は原則4日間というところです。
つまり、処方箋に有効期限を記載してもらえばいいのです。

じゃあ来週持っていくから処方箋に有効期限書いちゃお!
これはいけません。
医師に相談して、医師の指示の下であれば処方箋の有効期限を延長することが可能です。
まとめ

処方箋の有効期限は4日間。有効期限が切れてしまった場合にはまずは医師に相談。
場合によっては有効期限を延長してくれるかもしれません。
年末年始はやっている薬局が少ないので、薬に変える場合はお早めに。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
この記事の他にも病院の受診について気づいたことや注意するべきことを現役医療事務員ならではの視点でお話しています。
ぜひ読んでみてくださいね!




